今日もお疲れ様です!
今回は適応障害の発症後から休職までの流れを説明します。
現在、パワハラや過度な残業で疲弊していても、休職するまでの手順がわからないため、休職を選択肢に入れることができない方がいると思います。
私も実際にパワハラなどを理由に適応障害で休職できることは分かっていても、休職に至るまでにどのようなステップがあるのか理解できない部分が多数ありました。
そのため、適応障害で休職した私が、休職するまでの4つの手順を実体験で説明します。
目次
休職に必要な手順は4つある
具体的な手順は簡潔にまとめると以下の3つです。
①上司にしんどいと相談する→改善されない場合に②に移る
②心療内科や精神科で医師に現状の辛さを言ってみる→診断書をもらえたら③へ
③診断書をもらったことを上司へ報告する
④人事部からの連絡で「異動か休職」or「強制的に休職」の指示が来る
順番に上記4つの手順を解説していきます。
休職へのステップ①上司に相談
まずは上司に業務がしんどいことを相談しに行きましょう。
案外、上司が業務の調整をしてくれる場合もあります。
しかし、対応してくれるかどうかは上司次第ですし、すでにパワハラなどを受けるため相談不可能な人間関係ならば、②へ移りましょう。
特に、働き方が古い業界や昭和かぶれな上司は対応してくれない事例をよく聞きます。
休職へのステップ②病院へ行く
上司に辛いことを相談しても環境が変化する見込みがない場合、近くにある心療内科のクリニックに行きましょう。
できるだけ自宅の近くの病院が好ましいですが、仕事後にしか時間を取れないなら夜遅くまで営業している病院にしましょう。
私は平日に病欠して心療内科に行き、診断書をもらいました。
病院で話す内容は、今の仕事の辛さと休職したいという意思の2点を先生に必ず伝えましょう。
もちろん、先生は私達に何に悩んでいるのか、話をよく聞いてくれますので安心して良いと思います。
パワハラ上司とは異なり、話を遮ったりすることは無いです。
話を聞いてもらった後、先生から診断が下されます。
パワハラや長時間残業の場合は、適応障害、または鬱病と適応障害の診断書をもらえます。
また、健康保険は診断書の発行には適応されないため、1万円弱かかると想定しましょう。
その他、金銭面について、傷病手当金の受給の流れなどは先生によって対応が異なる場合があるため、積極的に質問する必要がありますが、これは休職後で問題ないため別の記事で説明します。
休職中の金銭面の話
休職へのステップ③診断書を上司へ報告
診断書をもらった際に、翌日から休職する旨を上司に伝えましょう。
手段はメールやチャットでも良いと思いますが、急ぎの用事なので、私は電話で伝えました。
休職を伝える際に、プライバシーの情報のため
「適応障害のため休職の要すると書かれた診断書をもらいました。」
と病名まで伝える必要はないです。
私は上司に休職の連絡をするのが最も緊張しましたが、今となっては良い思い出となりました。
職へのステップ④人事からの連絡を待つ
上司に連絡したとき、上司から人事部への休職の手続きをするため、待ち時間が生まれます。
この時間は待つだけですが、クビになるのではないかと私はドキドキしていました。
1日経ってから私は人事からメールが届き、後日Zoomで面談することになりました。
その際に私は会社の給料や休みは最大何日まで取れるのかなどを聞きました。
以上の4つのステップで会社を休職できます。
休職後の人生は、休んでから決めても問題ない
現在パワハラや過度な残業などの環境のキツさに苦しんでいる方は、冷静に将来を考えることができないと思います。
実際、休職前の私は苦しすぎて呼吸が一定のペースでできず、家にいても落ち着かない毎日でした。
「一旦休職することが大事」と医者に言われたときに、落ち着くことができない状態で冷静なキャリア観を持って将来を考えられるとは到底思えないと気づきました。
また、「耐えて死ぬ可能性がある」か「休んで生きるがキャリアは停滞」の二択を選ぶなら、、
と思った私は、病院で30分近く迷いながらも休職を選びました。
日本は毎年、自殺者が多数出ており、私も予備軍だったなーと今も思います。
もちろん、休職はキャリアが止まるというデメリットがあります。
就活では夢見て入社したキャリアアップを、休職の選択肢で自ら捨てることになったのも、
「全ては配属ガチャのせいだ」と割り切り、人生を今から再度切り開いていこうと思い直しました。
今思うと改めて大手企業の配属リスクは本当に存在するんだと実感しましたね。
また、休職中の給料はどうなるの?と思った方は、以下の記事に解説してるので是非ご覧下さい。
傷病手当や休職中の給料事情についての記事
適応障害について体験者目線でまとめていますので、他の記事もご覧いただけますと嬉しいです。